歴史研究家で歴史小説作家の柿花仄(かきはなほのか)さんとお話をさせていただいた時のことです。 叢文社の社長は、職業病と高齢でだいぶ耳が遠くなってきました。 そのことをお詫びすると、 「年をとると、聞かなくてよいことは聞こえなくなるのです。 私も目